ランディングページ(LP)とは、Webの縦長の1枚の「チラシ」のようなページのことです。
いまのネット集客・ネット販売はほぼ、ランディングページ(LP)が商品の購入の入り口になっていることが多いので、Webマーケティングではランディングページがあるとお申し込み率はグンと上がります。
ランディングページは、見た目より内容が重要です。
お客様(ユーザー)を引き寄せるランディングページの構成を本記事では、わかりやすく解説します。
本記事でわかること
- 読まれるランディングページ8つ構成のポイント
- 効果的なランディングページの作り方
- 成約率を上げるにはWeb広告を活用すると成約率が上がる
<目次>
- 読まれるランディングページ(LP)構成、8つのポイント
- 効果的なランディングページ(LP)の作り方
- ランディングページ(LP)はWeb広告を活用しよう
- 効果的なランディングページの構成を学び、成約率をあげよう
読まれるランディングページ(LP)構成8つのポイント
1.キャッチコピー
キャッチコピーはランディングページではとても重要です。
なぜならユーザーが商品に興味をもつきっかけは、キャッチコピーで決まるからです。
たとえばキャッチコピーを見たときに、ちょっと気になったページだけを開いて、ザーッとスクロールして流し読みしたことはありませんか。
Webサイトに訪れたユーザーは3秒以内に自分に必要なサイトかどうかを判断すると言われています。
3秒以内にユーザーの心を掴まないとランディングページから離脱されます。ユーザーは待ってくれないので、必要なことを的確に伝えることが大事です。
見出しだけを読んで、それでもユーザーにメリットが伝わるかどうか確認します。
2.見込み客の悩み(共感・問題提起)
キャッチコピーで、ユーザーの心をつかんだあとは、「こんなお悩みありませんか?」と具体的なお悩み事例をあげると、「うんうん、そうなの」と興味を惹き、「私のことをわかってる人だ」と思ってもらえます。
ユーザーの心理に沿った利点や不満を的確に言い当てられるかがポイントになります。
ユーザーの心をつかんだら、次は商品の紹介へ入ります。
3.商品の紹介(解決方法の指示)
お悩みに対する解決方法として、「なるほど、これはいいかも」と思ってもらえるように、商品やサービスを紹介します。
その商品のサービスがなぜ解決策になるのか、その理由を実証・実績というところでユーザーに認識させ、背中を優しく押してあげます。
無理やり商品やサービスを売り込まないことです。
4.見込み客の未来・ベネフィット(強み・選ばれる理由・理想の未来)
「いい商品だけど、本当かな?」とまだ疑いの余地が残っている人もいます。
商品を購入後、理想の未来やベネフィットを提示すると、ユーザーは商品を欲しくなります。
ベネフィットとは未来を想像させて商品を使って自分にどう影響があるか、自分がどう変化するかメリットを伝えること。
たとえば、英語の勉強がなかなか続かなく、一人で勉強していくのは難しいと思ってるユーザーに、「学習を続ける自信がない方でも大丈夫!ネイティブ講師と日本人コンサルタントの2人で徹底サポート!」の文言がついていたら、これなら続けられると理想の未来が見えます。
このようにユーザー目線でベネフィットを作成することが大事です。
5.お客様の声(実例紹介)
それでもまだ、「本当にできるかな」と心配が頭をよぎるものです。
そこで、お客様の声や商品の導入事例を紹介すると「ほかの人も商品使って成功してるなら、信用できそう」と思っていただけるようになるでしょう。
口コミなど、ユーザー自身の率直な意見、声を反映させやすい方法です。
実際に試したことのあるユーザーの声というのは、説得力があります。
題材となる商品をリサーチする際には、ネットショップや販売元など、色々な場所にある口コミを確認しておいた方がいいでしょう。
6.よくある質問
よくある質問の項目でユーザーの不安を解消することも、成約率を上げるために重要になります。
今まで使ったことのない商品に対して自分でちゃんと使えるかどうか自信がなかったり、使わなかったらどうしよう、お手入れの方法は? など不安を抱えています。
そんな不安を一つひとつ取り除いていきます。
徹底的にユーザー目線で、ユーザーの気持ちを想像していくことが求められます。
7.参加特典
不安がなくなると、「欲しい。買いたいな」といった気持ちが芽生えてくるはずです。
その気持ちをあと押ししてくれるのが、参加特典です。
テレビショッピングを思い出してください。商品を紹介したあとに、これでもかとたくさんの特典をつけています。
「今ならこれを無料でプレゼント」などこんな風に言われると、ますます欲しくなります。
もしまだ迷ってる人や、特に欲しかったものでは無いものでもプレゼントがつくなら買ってもいいと、想いに変わっていきます。
このように、参加特典をつけるとお得感が増し、購入への意欲を高めてくれます。
8.申し込みフォーム
お客様が「買おう!」と思ったら、申し込みフォームに遷移してもらえます。
少しでも迷いが生じてしまうと冷静さを取り戻してしまい、ランディングページ(LP)から離脱されてしまいます。
その対策として、割引キャンペーン、お試し価格、送料無料、初月入会費0円など、買うときの心理抵抗を少しでも下げれるような訴求をしましょう。
行動を起こしてもらうには「今買うしかない」と思うような特典やサービスを提案するとコンバージョン率が上がります。
効果的なランディングページ(LP)の作り方
効果的なランディングページとは、どのようなものでしょうか。
7つのポイントに絞って解説します。
1.ランディングページ(LP)を作る目的を決める
ランディングページ(LP)には、顧客リストを集める目的と販売目的の2種類があります。
- 顧客リストを集める目的:見込み客(リード)の連絡先や企業の情報収集を目的とした顧客リスト集め。
- 販売目的:商品やサービスの強みや魅力を効果的にお伝えし、お申し込みや購入までの行動をしてもらうためのもの。
ランディングページを作るとき、どちらの目的のランディングページかを決めて、その中でさらに明確なゴールを設定することで、それに取り組むべき実現方法も変わってきます。
たとえば、オンライン英会話スクールの担当で、「3ヶ月以内に売上を1000万円にする」目標を設定した場合、ランディングページのページビューを〇〇PVに増やす・1回の購入金額を〇〇円にする、など明確なゴールが設定されてないと、どうなるでしょうか。
明確なゴールを設定していると、改善方法も見えてきます。
具体的で達成可能な目標の設定がランディングページを作るときには重要です。
2.ターゲットを決める
訪れたユーザーに、自分のことだと思ってもらい、ランディングページの離脱を防ぐためにも、誰に対してコンテンツをアピールすべきなのかを決めておく必要があります。
ターゲットを絞っておくと、後の作成作業でやるべきこと、アピールポイントなどが明確になってくるので、まず最初に決めておく必要があります。
ここでターゲットを示すマーケティング用語として「ペルソナ」を把握しておくことが重要です。
ペルソナとは、年齢・性別・職業・住居地・性格・好みなど具体的な特徴を設定した仮想のお客様のこと。
ターゲットに合った内容や実装、そして運用と結果の検証とPDCAサイクルを回していくことも重要です。
PDCAサイクルとは、業務を改善する方法の一つ。Plan(計画)→DO(実行)→Check(評価)→ACT(改善)を繰り返すことで、継続的に改善を行っていくこと。
3.ランディングページの設計を考える
「誰に」「何を」「どのように」伝えるのか、この3つの要素が重要になってきます。
誰に何を伝えるか |
ターゲット(=ペルソナ)に伝える |
何を伝えるのか |
求めていることは何なのか? |
どのように伝えるのか |
もっとも知りたい情報は何か? |
誰に伝えるかによって、残りの2つが決まってくるので、ターゲットを明確にすることがとても大切です。
明確なターゲットができていれば、差別化できるキャッチコピーやコンテンツをダイレクトに生み出すことができます。
4.ファーストビューのチェック
ランディングページではファーストビューが大事です。
ファーストビューで、ユーザーをしっかりと捕まえることができなければ、それ以下のコンテンツをどんなにがんばって作っても成果につながりません。
ファーストビューが「伝わるのか」「伝わらないのか」を事前に確認しましょう。
- まずターゲットになりきる
- 離れたところから見る
- ユーザーメリットが最初に目に入るかを確認する
ユーザー目線で、離れたところから見ることでファーストビューや見出しなど目立つ要素によってユーザーメリットが一目でわかるかをチェックしましょう。
5.見出しだけでも伝わるようにする
訪れたお客様は、ページを上から順に読んでくれると思っていないでしょうか。
残念ながら、ランディングページを閲覧するユーザーは基本的に「流し読み」します。
何かが目に留まらない限り、中身を深く読んでくれることはないので、流し読みでも強みやメリットが伝わるランディングページでないといけないのです。
そのため、構成を決めたあとに「見出しだけ」読んでそれでもお客様に伝わるかどうかを確認しましょう。
6.ユーザーニーズを確認
効果的なランディングページを仕上げるために必要不可欠なのが、ユーザーニーズの確認です。
最終的にユーザーニーズがなければ、コンバージョンは生まれません。
つまりどんなことがユーザーのニーズとして存在しているかを認識してなければ、それによって改善策も生まれないため、コンバージョン率を伸ばすこともできません。
7.A/Bテストをする
ランディングページでA/Bテストを実施する上で、気をつけるべきことについて解説します。
A/Bテストとは、コンバージョン率を最適化していく中の工程の中の1つです。
Aの情報のパターンとBの情報のパターンを用意し、どちらがユーザーの成約率を得られるかなどの検証方法です。
A/Bテストを成功させるには、次の3つのポイントがあります。
- 仮説を立てる
- 目標と指標を決める
- チームを作り、時間をかける
A/Bテストは仮説を立て、それに基づいたバリエーションを作成し、改善が見られれば、それを活かしさらなる改善を行うという、PDCAサイクルを繰り返していく作業です。
A/Bテストは、すぐに結果が出るものではありません。ですから、目標と指標は常に測定できるもの、明確なものを選んで設定します。
たとえば、ページビュー(PV)・申し込み件数(CV)などを見るといいでしょう。
A/Bテストは長期間、運用していく必要があるので、1人より、チームで取り組むことがポイントです。
プロジェクトに関わるメンバー全員がチームとしてA/Bテストに取り組む方がアイデアが出やすいので、A/Bテストの改善にもつながります。
ランディングページ(LP)はWeb広告を活用しよう
ユーザーをランディングページ(LP)へのアクセスさせるためにはWeb広告が不可欠です。
なぜなら、ランディングページは、1枚のページでできてるので、ホームページのように検索結果からの流入はむずかしくなります。
Web広告はきめ細かいターゲット設定(属性・地域・趣味など)ができるため、少ない広告費で高い効果が望めます。
なのでユーザーの心理に沿って、ユーザーが見たいランディングページを素早く表示し、誘導できるので売上につながりやすいのです。
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効果的なランディングページの構成を学び、成約率をあげよう
本記事では、初心者に向けてランディングページの構成を詳しく解説してきました。
ユーザー目線で考えることで、離脱されにくいランディングページを制作できます。
Web広告と一緒に活用することでさらに成約率が高くなり、24時間働いてくれるセールスマンのような存在になり、多くの利益を生んでくれます。
ぜひWebマーケティングでランディングページを活用しましょう。